導入事例 全国共済農業協同組合連合会

現場で埋もれている有用な営業話法や営業資料の使い方を、オンライン上で他の現場へ再展開が可能に!

全国共済農業協同組合連合会

全国共済農業協同組合連合会 様

  •  全国共済農業協同組合連合会 課長 大山 雅史様
  •  全国共済農業協同組合連合会 主査 森 俊輔 様
導入目的 営業暗黙知の可視化と、形式知の共有化
課題 集合研修(OFF-JT)と職場内育成(ON-JT)を結びつけた効果的な育成
導入後の効果 商談における成約率の向上、個人の成長
——事業内容を教えて頂けますか?
JA共済連は、JA(農業協同組合)を母体とするJAグループの一組織で、共済事業(≒保険事業)を営んでおります。

ひと・いえ・くるま、充実した幅広い総合保障の提供をしており、特に近年ではひとの保障分野に力を入れて、普及推進活動に取り組んでおります。
全国共済農業協同組合連合会 全国本部 研修部 研修企画G 課長
大山 雅史(おおやま まさふみ)様
——担当する事業内容を教えて頂けますか?
われわれ研修企画グループは、文字通り研修を企画開発していく業務を行っております。
組合員の皆さまに共済を提供している全国のライフアドバイザー(以下LA)や、スマイルサポーター(窓口担当者)の皆さまの推進スキルやマインドの向上のための研修開発に取り組んでまいりました。
——研修開発する上での課題は、どういったことがあげられますか?
われわれ研修部の悩みとしては、ともすると研修というと、場所を移して集合研修を受けて、その場では「いい話だったな」とマインドが上がっても、いざ現場に戻ってしまうとその研修の内容を忘れてしまうということが、ままあると思っていて、ON-JTと、OFF-JTをいかに融合、結び付けていけるかということに、課題認識を感じておりました。[JA共済連 大山様]
全国共済農業協同組合連合会 全国本部 研修部 研修企画G 主査
森 俊輔(もり しゅんすけ)様
研修開発の際には、日々組合員・利用者と接しているJA職員の方々に取材しながら「やはり優良な話法というものは現場にある」と痛感しておりましたので、なんとか、今現場に眠っている優良な話法や、取組みを効果的かつ効率的に集めることができないか?
というのが、企画の出発点でありました。

その集め方として、今回 は[動画で集める]という手法を立案しました。

JA共済連としては今までにない取り組みではあったのですが、時代的な背景もありまして、動画を撮影し投稿するという事に対して、職員の方々の心理的なハードルはだいぶ下がってきていたので、どんなことができるか?ということを相談したのが、事の始まりです。 [JA共済連 森様]

われわれとしては、
・動画を集めて(対象47都道府県)
・その審査をして(全国本部の育成担当)
・公開をする(社内ネットワークインフラ)
このプロセスをいかに効率的に実施できるか?
というところが、正直全然想像が追いついていかない中で、この企画を立ち上げましたが、TANRENさんをご紹介いただいたときには、「まさにこれだ!」というような思いで、ご指名をさせていただきました。[JA共済連 森様]
——TANRENの基本思想はそのままに、今回はJA共済様向けにOEMカスタムさせて頂きました。
組織の構造上、現場に数多くあるはずの共済推進の優良話法・事例に関する情報が入ってきづらい現状があった。そのため、

目的①
現場で埋もれている優良話法を、職員の自発的な動画投稿の形で収集することでより効果的な話法を、効率的に収集するため

目的②
リアルな優良話法を現場へ再展開することで、効果的な話法を短時間の動画視聴とロープレを実施することで推進スキル習得を図るため


上記の目的達成に向けて本施策を企画立案しました。

「ロープレ動画の投稿と評価・フィードバックによる日常的な鍛錬を行う」というTANRENの本来の思想と、今回我々が行いたいこと(全国本部から課題を出し、キャンペーン形式で優良話法を収集する)には若干方向性の違いがあったため、特に、システム管理者、評価者、動画投稿管理者、動画投稿者などのアカウント別の権限の設定や管理の範囲等については細かく設定できるようOEMカスタムの要件に組み込みました。 [JA共済連 森様]
ワンポイント動画サイト [イメージ01]
ワンポイント動画サイト [イメージ02]
動画投稿者の職員情報ついては、JA共済連とJAが別組織であるという事情から網羅的にデータベース化されたものが無く、事前に各種情報を収集しデータベース化することも負荷が高かったため、エントリーフォームを作成し、動画投稿者自身に職員情報を入力してアカウントを作成してもらう方式とすることで負荷軽減を図りました。
上記のようなキャンペーン用のカスタムを行いつつ、今回のキャンペーンを経て「ロープレ動画を投稿する」という風土の定着を図った上で将来的にはTANREN本来の使用法である「現場の育成者がロープレ課題を出し、LAが動画を投稿し、育成者が評価・フィードバックを行うことで日常的に推進スキルのブラッシュアップを図る」を実現したいと考えているため、TANREN本来の機能をできるだけ活用することで将来的な改修の必要をなくすことを意識したつくりになってます。 [JA共済連 森様]
——投稿された動画に、営業暗黙知と言える発見はありましたか?
投稿動画サンプル [表彰16名]
例えば、JA共済連においても、[タブレット端末を使ってご提案をする]ことを、ベースとするために取り組んでおりますが、上手にタブレット端末の特性と、紙資材の特性を生かして、デジタルとアナログを上手に融合させたような話法を投稿してくださった方がいらっしゃいました。
タブレット端末のログを追うことで、資材や画面の活用率などの数字を把握することはできますが、「いったいどういうシーンでどのように活用いただいているのだろう?」という疑問がありました。
それを、こういったロープレ動画で投稿いただくことで、「実際はデジタルとアナログをこう組み合わせて、話法として展開してるのか!」というのが、見える化できたかなと思っています。なので、実際の紙資材の使用方法もわかるような動画を投稿いただけたということは、われわれとしては非常に大きな財産かなと思っています。
——今回、大会の二次審査には外部審査員もオンラインで招聘されてましたね
外部審査員の審査情報集計イメージ
各県には県本部があり、例えばロープレの研修を実施するときには、外部講師の方を招いて総評をいただくといったようなことも実施しているところはありますが、全国単位で、かつ動画を使って、外部の方にそういったスキルに関する具体的・個別的な評価をしていただくということに関しては、今回が初めてだと思います。

評価に関しては、正直私が一番勉強になったと思っております。「なるほど、こういう視点で見てるのか」と思ったところが非常に多かったです。
例えば推進においてクロージングまで持っていくにあたって、「この前段の言葉がここで利いてるから、このクロージングが効果的になっていますね」というようにロジックを用いて、その話法がいかに有効かというようなところを評価いただけたのが、非常に大きなことだったと思います。[JA共済連 森様]
——本年度もキャンペーンを開催されるとお聞きしました。
今回想像していた以上の数の動画の応募をいただきまして、うれしい悲鳴をあげながら審査をしたわけですけれども、今後の課題、タスクというのは、この優秀な話法、動画の中にはご本人が気付かずに使っているようなスキルであるとか、テクニックが眠っていると思っています。それを見える化、形式知の形にしていって、全国のライフアドバイザーやスマイルサポーターの皆さんが使っていただけるような話法に昇華をさせていく。誰でもこれを真似すればいい推進ができるといったようなものができたらいいなと考えています。
また今年度もワンポイント動画のキャンペーンをやっていきます。テーマは複数ありますが、より多く投稿していただけるように、複数のテーマへご応募いただいた方には何かメリットを感じていただけるような仕掛けも、これから考えていきたいと思いますので、全国2万人のライフアドバイザーの皆さん、1.6万人のスマイルサポーターの皆さんからご投稿いただけますことをお願いしたいと思っています。[JA共済連 大山様]

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