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Apple Vision Pro の集い〜空間コンピューティングの未来を語る〜

このイベントでは、Apple Vision Proユーザーたちが集い、活発な意見交換が行われました。空間コンピューティングの未来を担うデバイスとして、Vision Proは大きな期待を集めていますが、一方で、まだ発展途上の部分も垣間見えました。

参加者たちは、それぞれの使用経験に基づいて率直な意見を述べ合い、Vision Proの可能性と課題を浮き彫り。

最新のApple Vision Proのレビューが満載!

ガジェット好きの方は、ぜひご一読ください!

イベント概要:

「Apple Vision Pro の集い〜空間コンピューティングの未来を語る〜」

  • 8月 14日 (水曜日)⋅18:00~
  • 池袋某所
  • Apple Vision Pro ホルダー4名+未体験2名を招聘


▶ ️資料

投影資料「Apple Vision Pro を気になってる方からの問答集」

リンク先

https://www.docswell.com/s/jrpj2010/KN1R9E-2024-08-18-133805/22


▶️全編音声とテキスト

👆テキスト部分をクリックすると、該当の音声まで飛ぶことができます。


LISTEの番組ページはこちら

https://listen.style/p/tanren/mrciwqof#transcript


▶️全編文字起こし(Whisper V2)

 Notionリンク先で確認ください

https://tanren.notion.site/Apple-Vision-Pro-e9f7d2c57d86479b98ec18945366faa5?pvs=4


▶️討議録

以下、アジェンダに沿ってイベント内での参加者の発言内容やようすを記載していきます!


1. 長時間使用による影響:

  • 目の疲れについては、個人差があるものの、高解像度ディスプレイによる目の負担は少なく、従来のVRデバイスよりも快適であるという意見が多く聞かれました。
    > [03:32] 眼鏡をかけているよりもはっきり見えるんじゃないかって感じだった。
  • しかし、額(がく)=目の周りへの圧迫による跡や首の凝りなど、長時間の使用による身体的負担は無視できないという声も上がりました。
    > [01:46] むしろ一番問題と思うのは目とか首じゃなくて、僕はここだと思っているので。(額を指差しながら)圧迫感をなんとかしないと2時間以上は無理。


2. バッテリーと外出時の使用:

  • バッテリー駆動時間は、映画一本を視聴するには十分ではないという意見が多数を占めました。
    > [11:23] ちょっと見ようかなと思った映画が2時間半で、結局、一回バッテリーの性能のために見たんですけど、やっぱり途中でアラートが出ちゃったんですよね。
  • 予備バッテリーは高価であり、交換時にデバイスがシャットダウンしてしまうため、利便性に欠けるという指摘もありました。
    > [14:06] 予備バッテリーに変えるときに一回シャットダウンするんですよ。
  • 外出時の使用については、携帯性やバッテリー駆動時間の制約から、まだ現実的ではないという意見が大半でした。
    > [10:36] 持続時間って外出時とかまで「まず、持って行きますか?」って前提談もあるし



3. 日常生活での活用:

  • 現状では、Vision Proは主に自宅での映像コンテンツ視聴や読書などに活用されているようです。
    > [19:26] 昔から映像系はすごい好きなので、基本やっぱり裸眼で3Dで大画面で見れる点は特筆体験。
  • しかし、一部のユーザーからは、空間コンピューティングならではのユニークな活用例も報告されました。
    > [20:09] Kindle大画面でここに縦スクロールのやつ出して、で、Audibleで聞きながらこうやってスクロールで読むっていうのは、これは結構楽ちんでいいですね。

4. おすすめアプリとその使用感:

  • おすすめアプリとしては、没入感のあるコンテンツ視聴体験を提供する「Disney+」や、スポーツ観戦に新たな視点をもたらす「PGA TOUR」などが挙げられました。
    > [40:18] ディズニープラスで凄いのは、映画を見る時にわざわざ前の照明を暗くするわけ。
    > [38:12] PGAツアーはやっぱりスポーツのね、いろんな見せ方を問うじゃない。
  • 空間コンピューティングの可能性を示唆するアプリとして、「JigSpace」も注目を集めました。
    > [41:55] ジグスペースってアプリ見ました?ジグスペースってCG、CADで作ったデータをここに置けるんですけど、

5. 操作に慣れるまでの過程:

  • Vision Proの操作については、直感的に理解できるという意見が多く、空間コンピューティングへの適応は比較的スムーズであるという印象を受けました。
    > [51:38] 僕もスッと入れた。
  • しかし、従来のデバイスとは異なる操作方法に戸惑うユーザーも一部見られ、操作方法の説明やチュートリアルの充実が求められるという声も聞かれました。
    > [53:02] 佐藤さんに教えてもらわないと絶対できない。

6. 仕事の生産性向上:

  • Vision Proを仕事に活用しているユーザーからは、仮想ディスプレイによるマルチタスク環境の構築や、没入感のあるプレゼンテーションの実現など、生産性向上に貢献しているという意見が聞かれました。
    > [57:39] (meta Quest3では)ただ大画面になるだけではなく、こうやってね、湾曲してくれるんですよ。
  • しかし、現状では対応アプリが限られていることや、バッテリー駆動時間の短さなど、本格的なビジネス用途に耐えうるには、まだ課題が残されているという指摘もありました。
    > [13:04] meta Quest3のアプリで拡張ディスプレイ3画面にできる。仕事の生産性あげる!というのを考えると、Vision Pro 1画面だけでこの先どうなるんだ?と不安ですね(OS VerUPで大画面化予定あり)、やはり2時間しか使えない点もつらい

7. 共有と個人設定:

  • Vision Proの初期設定には、視力測定や空間認識のためのキャリブレーションなど、ある程度の時間が必要です。

  • 衛生面への配慮や、共有できるコンテンツの充実など、新規ユーザーへの設定の煩雑さまで考えると、他人への貸出、譲渡など、更なる改善点も指摘されました。

    >[52:27] でも結局ね、言わないで(何も説明なし) 使えるのか?っていうとおそらく使えない。
    >[52:33] 説明してあげないと。分かる人が伝搬してようやく使えるレベル。

8. メンテナンスと保管方法:

  • Vision Proのメンテナンスについては、レンズのクリーニング方法や保管方法など、具体的な情報共有が行われました。
    >肌と接するパーツ部分は丸洗いが可能なんで、デモした際などは簡単に洗浄可能
  • 専用ケース/専用バッテリーも非常に高額という指摘もあり、保管・移動方法にはなやませているようです
    >[12:37] 高いです。2万円ですね。199ドルかな。だから、はい。2万円以上3万円くらいです。


9. 公共の場での使用:

  • 公共の場でのVision Proの使用については、周囲の反応やマナー、安全性など、様々な議論が交わされました。
  • 前述の"締め付け問題"でパンダのようになってしまうので、外でつけた後の始末が悪いと意見がありました。
    >[02:04] ねえ、スーパー買い物行けないよね、映画見終わった後パンダ現象(笑)。

10. 視聴体験:

  • Vision Proによる映像コンテンツ視聴は、大画面と高画質、3D体験、空間オーディオによる没入感など、非常に高い評価を得ていました。
  • > [18:32] (標準の)音いいです。めちゃめちゃいいです。
  • 特に、Disney+などの高画質コンテンツとの相性が良いという意見が目立ちました。
    > [40:28] 広大な世界を。(Disney+の映像について)

11. Macとの連携は?:

  • Macとの連携機能については、仮想ディスプレイとしての活用や、ファイル共有の利便性などが評価されました。
  • しかし、接続の安定性や、対応アプリの少なさなど、改善点も指摘されました。

    > Vision OS 2では34インチ湾曲ディスプレイまで対応するのは頼みしみ。ただし、metaのQuest3ではすでに3画面対応アプリなども[ Immersed ]などあるので移植を期待したい

12. タイピングや文字入力の快適さ:

  • Vision Proでのタイピングや文字入力は、仮想キーボードの使いやすさや音声入力の精度など、意見が分かれるところでした。

    > 大半の方は初期入力においては目新しさから楽しいのでしょうけど、常用し出すとここがネックになる。macのキーボードや、Bluetoothキーボードが必須になるだろう
    > 音声入力+生成AIによる操作補助を考えると、Apple intelligence が肝になるだろう。

13. 空間写真や空間ビデオの撮影・視聴:

  • 空間写真や空間ビデオは、Vision Proのキラーコンテンツとして大きな期待を集めています。
    > [25:17] やばいですね。(空間ビデオの視聴体験について)
  • しかし、現状では空間写真の撮影機能が提供されておらず、今後のアップデートに期待が寄せられました。
    > [35:57] ベータになったら入るんじゃない?もしかしたら。
  • 特にパノラマ写真の展開は初心者には最も簡単に感動体験与えられる。
    > [28:27] 初めてiPhoneでパノラマを掘ってきた意味を感じれた


14. 現実世界とのバランス:

  • Vision Pro使用中の現実世界とのバランスについては、現実とデジタルの切り替えの容易さや、長時間使用による影響など、重要な議論が行われました。
    > デジタルクラウンを回すと、仮想空間に即飛べて、360度包囲された没入空間が展開できるので、AirPodsなどで外音をシャットアウトして、瞑想アプリなど体験すると、自宅が自宅でなくなるユーザー体験はお見事という感じです!(筆者後記)

15. ソフトウェアアップデート:

  • ソフトウェアアップデートについては、新機能への期待や、安定性向上への要望など、様々な意見が出されました。
    > Vision OS 2で早くも、インタフェース周りの調整が入った事からも、Apple自身も今のままで快適とは思っていないだろう点、VRゲーム などの実施など考慮するとコントローラーも外部の周辺機器として選択肢にあった方がいいだろうと考えます。(筆者後記)


16. 予想外の利点と欠点:

  • ユーザーからは、Vision Pro使用によって気づいた予想外の利点や欠点、新たな発見などが共有されました。
  • 特に視力が悪い(メガネで乱視や老眼)人に最適化されると、リアルと逆転して、むしろAVP上の方が情報参照しやすい世界になる(なりそうだ含む)
    > [20:17] 紙の新聞はもはや老眼鏡ないと読めない。それがAVPでは解像度があってる
    > [20:25] それもやっぱり視力の話が紐づいてくるんですね、新しい読書体験
    > [21:00] 輝度が激しいと目が疲れるが、片目4Kのくっきり映像は疲れにくい


17. 他のVRヘッドセットとの比較:

  • 他のVRヘッドセットと比較して、Vision Proは画質や音質、操作性、アプリの充実度(iOS系アプリが使える視点で)など、多くの点で優れているという意見が聞かれました。
    > [22:25] それが今回高いだけあってっていうか、違和感が少なく、あとソフト(UI/UX設計)な柔らかい印象のところが高いだけはあるなっていう。

18. 新しい趣味や活動:

  • Vision Proを使い始めて、新しい趣味や活動、VR空間での新しい体験を始めたというユーザーもいました。
    > 瞑想系アプリはこの圧倒的な没入空間のおかげで、過去のVR系デバイスと比べると、完全に実用レベルに変わったと思えました。(筆者後記)


19. 音質と空間オーディオ体験:

  • Vision Proの音質と空間オーディオ体験は、音楽鑑賞や映画、ゲームなど、あらゆるコンテンツにおいて高く評価されました。
    > [18:38] 空間オーディオ最高。AirPodsMAXを推奨

20. 今後の発展や改善への期待:

  • 参加者からは、Vision Proの更なる軽量化やバッテリー駆動時間の延長、対応アプリの充実など、今後の発展や改善への期待が数多く寄せられました。
    > [01:21:55] 軽さは正義。全てのものに関して軽さは正義。
    > Appleさんには、とにかく次機種に関しては"AIr"の冠をつけた"VisionAir"を実現してもらいたいと思います。現行の
    650 gから400g以下まで実現してもらいたい!

考察:

Vision Proは、空間コンピューティング時代の幕開けを告げる画期的なデバイスであり、その可能性は計り知れません。しかし、現状では、重さやバッテリー駆動時間、対応アプリ(AVP純正を指します)の少なさなど、いくつかの課題も抱えています。

今回のイベントを通して、Vision Proに対するユーザーの期待と要望が明確になりました。Appleは、これらの声を真摯に受け止め、今後の製品開発に活かしていく必要があります。
Vision Proが、真に生活を変え、未来を創造するデバイスとなるためには、ユーザーフィードバックを基にした継続的な進化が不可欠です。

TANREN株式会社 CEO 佐藤勝彦
TANREN株式会社 CEO 佐藤勝彦
携帯販売業界で、セールス指導の講師として約20年間経験をもつ。2014年10月TANREN株式会社で起業、シード期に米国Microsoft社よりベンチャー支援プログラムBizsparkPlus認定を受け、2016年には日本e-Learning大賞 で経済産業大臣賞など受賞、営業教育専門のクラウド企業である。また卓越したプレゼンスキルは、IT系スタートアップからも定評あり複数社よりエバンジェリスト認定を受け社外広報活動を引き受けている

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